
第3診察室に置いてある超音波装置ですが、だいぶ古くなっていたので先月新調しました。
この超音波装置では腹部エコー、心エコー、頸動脈エコー、甲状腺エコーなどが可能です。
腹部エコーでは肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓などが観察できます。見やすい方だと、腹部大動脈や腸管も見える人もいます。肝機能障害がある方、胆石・胆のうポリープがある方、上腹部痛や腹部膨満等の症状がある方、肝炎ウイルス治療後など肝臓癌リスクのある方などにお勧めです。
頸動脈エコーは血管のプラークの有無を調べ、動脈硬化をみます。コレステロールが高い方、血圧が高い方、糖尿病の方などにお勧めです。
心エコーは心臓の動きや心臓弁膜症の有無などを診ます。
甲状腺エコーは甲状腺がん術後、甲状腺腫瘍、甲状腺機能異常がある方などに実施します。
昨年は超音波で肝臓に腫瘍が見つかった方、胆のう炎があり緊急で紹介・緊急手術になった方なども居られ、エコーをしておいて良かったと実感した患者さんも居られました。
超音波は被爆もなく、痛みもない検査なので気軽に受けて頂ける検査です。是非積極的に受けて頂けたらと思います。
石田病院 副院長 石田晃介
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